バンコク赴任が決定!家を売ってローンを返済する方法とそのメリット、デメリット。

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バンコク赴任が決定!家を売ってローンを返済する方法とそのメリット、デメリット。

サワディカップ!(こんにちは!) プラーマンです。

一軒家やマンションを購入した後に、バンコクなどへの海外赴任が決まってしまった!!

購入した家をどうしたら良いのかわからない。

この様な悩みを抱えている方はいないでしょうか?

人生で最も大きな買い物の内の一つと言える家をどうするのか、やり直しは出来ないので後悔のない様な判断をしなければいけません。

更に赴任のタイミングは決まっているので、限られた時間の中で準備を進めていかなくてはなりません。

僕もバンコクへの赴任が決まった際は、築5年の一軒家を所有していましたが売却する事をすぐに決断。運よく買ってくれる相手が見つかり、ローンを全額返却することができています。

この記事では『そのまま保持する』『家を売却する』『家を貸し出す』という3つの選択肢それぞれのメリットやデメリットを紹介します。また、僕と同じように『売却する』ことを選択した場合の流れや注意点などを説明していきます。

この記事を読むことで、自分にとってベストな方法を選択するための判断材料にすることが出来ます。更には家を売却することを選択した場合は、スムーズに準備を進める手助けになるでしょう。

結論、家族構成や赴任の任期など状況は人それぞれですので全ての人に当てはまる訳ではありませんが、オススメするのは『そのまま保持する』か『家を売却する』のどちらかです。

理由を含め、詳細を説明していきます。よろしく!

海外赴任が決まった時、家がある場合の選択肢は3つ

マンションや一戸建ての家を購入した後に海外への赴任が決まってしまった場合、買ってしまった家をどうするのか。 選択肢は3つあります。

  • そのまま保持する
  • 売る
  • 貸し出す

任期や家族構成などによってどれを選ぶのがベストなのかは変わってきます。

極端な例えですが、もし任期が1年ならすぐに戻ってくるのでそのまま持っていた方が良いでしょう。1年であれば単身で行ったほうが良いと思うので、家族は日本の家を使うことにもなります。

単身赴任の場合や、元々賃貸に住んでいた場合は関係ありません。

しかし、1度海外赴任を経験するとその後も何度か経験することはよくある話として聞くことが多いです。将来的にこの様な状況になったときに思い出せるように、頭の片隅にでも置いておくと良いでしょう。

赴任が決まってもそのまま家を保持する場合のメリットとデメリット

メリット

赴任前に特に何かをする必要がないので楽です。家のことで時間を取られることがないので、引っ越しの準備にかける時間にも余裕が出来ます。

ソンクランや年末などの長期休みや、日本への出張など一時帰国の際に家を使う事ができます。家具や家電もそのまま使える状態になっているので、普通に生活することが出来ます。

3〜5年、長い人では10年の任期があります。その間に家族の状況などが変わる可能性もあります。

例えば、子供の受験などで家族だけが帰国して途中から単身に変わるなどの場合でも、家が残っていれば特に何かをすることもなく対応することが出来ます。

家具や家電、その他の荷物をそのまま置いておく事が出来ます。タイに持っていかない荷物をそのまま保管して置けるので、余分なコストがかかりません。

デメリット

任期中、ほとんど家を使っていなくてもローンの返済はしていかなければいけません。

また毎年の固定資産税も払う必要があり、場合によっては修繕費などのメンテナンス費用が必要です。

長い間使っていないと、家や家電などの家財が劣化してしまいます。 その為久しぶりに帰国してみたら家がボロボロになっていて修繕が必要だったり、家電が動かなくなっていたりする事があります。

デメリットというよりも注意する点として、郵便物の転送手続きをしておきましょう。家はそのまま残っていますが誰も郵便物を確認する人がいないので重要な郵便物などが届いてもそのまま放置になってしまいます。実家など郵便物の中身を見られても問題ない様な人のところに転送届をしておきましょう。

海外赴任に合わせて家を売却する場合のメリットとデメリット

メリット

家を売る場合の一番のメリットは金銭面での負担を減らす事ができる点です。 ローンを相殺する事が出来て減額する事が出来ます。 うまく売ることができれば、全額返済することが出来るでしょう。

ローンを考えなくてよくなることにより、給料のほとんどをタイでの生活費にあてることが出来ます。多くの会社では給料が為替で損しないようになっているはずなので、実質給料は増えることになります。

任期中の家のメンテナンスや、固定資産税のことを気にする必要もありません。 家を購入した際に、火災保険料を複数年分先払いしている場合は、余分に払った分が戻ってきます。

売却の契約さえ終わればその後は何もしなくても大丈夫です。 売却後に連絡が来ることもほとんどないので、売れてしまえば安心してタイに来ることが出来ます。

デメリット

1番注意しなければいけないのが、時間がかかることです。こちらが提示した金額で買ってくれる相手を見つけなければ何も始まりません。最低でも6ヶ月はかかると思っていた方が良いです。

プラーマン
プラーマン

僕は相手を見つけて契約するまでに7ヶ月かかったよ!出国までに間に合わなかったから、途中から奥さんに引き継いだよ。

面倒な手続きを済ませる必要があります。家を購入した時と同じ様に色々な書類にサインをしたり、内乱希望があれば対応する必要がある為、土日などはなかなか予定を入れる事が出来ません。

家を売る事によって、一時帰国などの際に泊まる場所がなくなってしまいます。 その為、ホテルや実家に泊まる必要があります。

また、タイに持っていかない家財などの荷物を保管しておくことが出来なくなります。実家などの別の場所に移動させるか、トランクルームなどの倉庫を借りる必要がある為、引っ越し費用やトランクルームのレンタル費用が必要になります。

家庭の状況が変わった時に対応がしにくいという問題点もあります。

例えば、当初は家族全員でバンコクに行き子供はバンコクの日本人学校やインターナショナルスクールに通わせる予定だったのが、環境が合わなかったり、今後の進路の考えるうちに日本の学校に通わせたいと思うようになったなど、任期の途中で自分や家族の考えが変わる可能性があります。

そのような時に、家族の一部のみ帰国するとなっても家がなくすぐに日本での生活を始める事が出来ません。

任期が満了し帰任となった場合も、新たに家探しをする必要があります。バンコクから遠隔でやれることは限られているので、帰国後にやることが多くなり慌ただしくなりやすいです。

海外赴任中は借家として貸し出す場合のメリットとデメリット

メリット

貸し出す相手を見つける事ができれば、安定した家賃収入を得ることが出来ます。

ローンの支払額と固定資産税やメンテナンス費用などの維持費をカバーできる家賃に設定する事で、手持ちのお金を使う事なくローンの返済を進める事が出来ます。

浮いたお金はバンコクでの生活費に回しても良いですし、貯めておいてまとめてローン返済に回すのも良いですよね。

そして、売る場合とは違い自分の所有物として残ります。貸出の契約が満了すれば再び自分達が使うことが出来ます。

デメリット

売る場合と同様に時間がかかります。海外赴任の任期満了までの間という期限付きで貸し出すことになる為、借り手を見つけることが難しい為です。

運よく貸し出す相手が見つかった場合でも、契約の内容によっては帰任のタイミングで速やかに退去をしてもらえない可能性もあります。

売る場合とは違い、契約の準備段階から解約時まで自分が関わる必要があります。 貸出中に家の不具合などがあれば連絡がくる可能性もあり、その対応をする必要もあるでしょう。

貸出中に家や家財が痛む可能性もあります。 自分で傷つけてしまった場合はなんとも思わないようなものでも、他の人に傷つけられた場合はモヤモヤしてしまうかもしれません。

その他、売る場合と同じ内容のデメリットもあります。

  • 貸出中は家を使う事が出来ないので、一時帰国などの際に自分の家に泊まることが出来ない。実家やホテルを利用する必要がある。
  • タイに持って行かない家財や荷物を移動しなければいけない。実家などへの引っ越し代やトランクルームのレンタル料金などのコストが必要。
  • 任期や家族の状況が変わった時に対応しにくい。

バンコクへ赴任中に家を貸すのはあまりオススメしない

これらのメリット、デメリットを踏まえてバンコクなどへの海外赴任中に家を借家として貸し出すのはあまりオススメしません。

バンコクへ赴任となった場合、一般的によく聞く任期が3年〜5年くらいです。貸し出すとなると、ちょっと短すぎて微妙な期間です。

借りれる期間があまり短いとなかなか借り手が見つかりませんし、期限を曖昧にしてしまうと自分が任期を終えて帰国しても家を使えない状態になってしまいます。

さらに他のデメリットや手間を考えると、あまりおすすめ出来ないという結論になります。

任期が10年以上と長い場合は、貸し出すという選択肢も良いかも知れません。しかし、任期の間常に借り手がいる状態とは限らないので注意してください。

一番無難なのはそのまま持ち続ける事ですが、状況によっては売ることも考えても良いと思います。

例えば、買った家にあまり満足しておらず後悔していた場合などは海外赴任は良いきっかけとなるはずです。他にも、今回の赴任をきっかけに今後も赴任の可能性が増える場合や元々ローン返済が苦しくて人生設計を見直す必要がある場合なども売る場合には良いきっかけになると思います。

貸し出す場合と違い、任期を気にして相手を探す必要がないのでそこに関してはハードルは下がります。 賃貸を探している人の中から3年程度の期間でも良いという人を探すよりも、ただの中古物件を探している人を探す方が楽という考え方です。

売る場合は金額も大きいので、上手くいけばローンを全額返済することも可能です。納得いかない金額になりそうなら無理に売ろうとせず、そのまま保持しても何も問題ありません。

出国までに間に合う?スムーズに進める為に売る場合のフローを理解しよう

デメリットのところでもあげましたが、売る場合には時間がかかります。スムーズに進める為にもどんな流れで進むのか把握しておきましょう。

基本的には不動産業者にサポートしてもらえます。あれこれ自分でやる必要はないので心配する必要はありません。

1. バンコク駐在が決定!会社から辞令が出る。

この時点で出国までの時間が2、3ヶ月しかない場合は時間が足りません。売ることは諦めるか、奥さんなど後から出国する家族に引き継ぐようにしましょう。

その場合は代理人を立てるための書類が必要になります。不動産業者に任せておけば資料は準備してくれるので、あまり難しく考えなくてOKです。

2. 不動産業者を探す。見積もり査定

まずは不動産業者を探しましょう。その時に見積もり査定もしてもらえます。

一つ注意点として、家を売る方法として不動産業者に売る場合と不動産業者には仲介に入ってもらい第3者に売る場合があります。

前者の場合は、買ってくれる相手が見つかるまで待つ必要がなく時間もかかりません。しかし、不動産業者が損をしないようにリスク分が加味されるので売れる値段がかなり下がってしまいます。

第3者に売る場合は、時間はかかりますがある程度自分の希望した金額で売る事ができます。時間に余裕があるならこちらがおすすめです。

3. 売り出す価格などの条件を決める

不動産業者と一緒に、価格などの条件面を決めていきます。 査定額や現在のローンの残高などを参考に希望する価格を決めましょう。

4. 資料を揃える

家の間取り図など、売る家の情報がわかるような資料を不動産業者に渡します。

購入した際に、色々な書類をもらっている筈なのでそれらを一式持ってこれば大丈夫です。自分が購入した不動産業者だとこの辺のやり取りは楽かも知れませんね。

5. 内覧希望者をひたすら待つ

ここからはほぼ待ち時間です。 不動産業者が購入希望者の募集をしてくれるので、連絡があるまで待ちます。 仲介は不動産業者がしてくれるので、こちらは不動産からの日程の確認があるまで待っていればOKです。

6. 内覧をした人からの価格交渉など

内覧が終わり、その人に興味を持ってもらえれば価格などを交渉される場合があります。出国までのタイムリミットも考慮しながら、値引きに応じるかどうかなどを決めましょう。

7. 購入希望者のローン審査待ち

価格も大体決まったら、購入希望者のローンが通るかどうかの審査をします。

審査が通らないこともあるので、もしダメなら内覧希望者を待つところからやり直しになります。

8. 契約

購入希望者のローン審査が通ればやっと契約に進みます。

この時に不足している書類があれば準備します。あらかじめ代理人を立てるように準備をしておけば、この部分で契約者本人がいなくても大丈夫です。

僕の場合は出国までに間に合わなかったので、内覧以降を奥さんに引き継いで行きました。

契約が終わって引き渡しの作業が終わったら、銀行やクレジットカード会社に登録してある住所を忘れずに変更するようにしましょう。

タイにいった後にクレジットカードの期限が切れた場合など、郵便物が届かないと困ります。バンコクに行っている間は実家の住所などを登録しておいて、重要な郵便物が放置されないように気をつけましょう。

不動産業者の選び方。複数社に見積もりを頼もう

引っ越し業社と同じく、1社だけに依頼するのはやめておきましょう。

今なら一括査定見積もりなどが利用できるサービスもあります。それらを使えば簡単に一括で数社に査定見積もり依頼が出せるので便利です。

その中から、価格だけでなく担当者との相性、対応の良し悪し、レスポンスなどを見て自分に合う業者を選ぶと良いでしょう。

最低でも購入した時の不動産会社ともう一社くらいは査定見積もり依頼をするのが良いです。

バンコク駐在をきっかけに家を売る方法 まとめ

今回の記事では家があるのに海外赴任が決まってしまった場合にどんな方法があるのか、それぞれのメリットやデメリットを解説しました。簡単におさらいしていきます。

そのまま家を保持する場合は特に何もしないので現状維持。住んでいないのにローンを返済があるとはいえ、別に損している訳でもなく分割で支払っているだけです。

貸し出す場合は、3年〜5年程度の任期では借り手を見つけるのも難しく、貸している間は帰国しても家を使えないことからあまりおすすめはできません。

元々ローンの返済がキツかったり、あまり気に入っていなかったりという場合は、海外赴任をきっかけに売ってしまうのもアリです。

契約までに時間はかかりますが、うまくやればローンを全額返済する事もできるのでバンコクでの生活も身軽になります。

出国までのタイムリミットがあるとどうしても焦ってしまい、あまり納得できなくても価格交渉に応じてしまったりしがちです。 焦ることのない様に時間に余裕を持って進めましょう。

家族だけ後から出国するようにして、家族に契約の手続きなどを引き継ぐことができれば売却にかける時間を作ることが出来ます。

そして、不動産業者を選ぶ際は1社だけに見積もり依頼をするのはやめましょう。最低でも2社には連絡することをお勧めします。

今ではインターネットで簡単に見積もり査定の申し込みをすることも出来ます。それらを活用するのも良いですよ!

今回はここまで!

チューガンマイナカップ!(またお会いしましょう!)

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