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- 初めての海外赴任で何を準備すればいいのかわからない
- 準備する事が沢山ありすぎて何から手をつければ良いのかわからない
- やらなければいけない事をリスト化して整理したい
海外赴任が決まった人でこのような悩みを抱えている人はいませんか?
やるべき事がわからないまま準備を進めていくと、出国日の間際に必要なものを思い出してバタバタしてしまったり、現地についた後からやっておけば良かったと後悔したりしてしまうかもしれません。
僕も海外赴任で4年間、タイで生活した経験があります。赴任の準備期間は6ヶ月と比較的時間の余裕はありましたが、それでも準備は大変でとても忙しかった事を覚えています。
この記事ではタイ赴任に向けてやる事をリスト化し、必須項目から準備する必要がない項目まで重要度別にまとめて解説していきます。
最後まで読んで頂ければ、タイ赴任に向けてやらなければいけない事の全体像を把握する事ができ、計画が立てやすくなります。出国間際になってバタバタと慌てたり、後から後悔することも減るでしょう。
タイ赴任に向けてやる事のリストはこちらです。内容については本文にて説明していきます。
海外赴任するなら必須!必ずやるべき事
どんな人でも海外赴任をする全員がやらなければいけない必須項目です。忘れないよう余裕を持って準備を進めるようにしましょう。
パスポートやVISAなど出国の際に必要な書類の確認
出国時だけでなく、VISAの取得手続きの際にもパスポートは必要です。持っていない場合は早めに準備するようにしましょう。
パスポートを持っている場合でも、期限を確認するようにしてください。国ごとに入国の際に最低限必要な期限が決まっています。
タイの場合は6ヶ月の有効期限が必要だよ
現地でパスポートの期限が切れてしまった場合は、現地の大使館で更新手続きをする事が出来ます。ただし、日本で更新手続きをしておく方が楽なので、あらかじめ更新しておく事が出来るのであれば更新しておきましょう。赴任の期間以上の有効期限が残っているのが理想的です。
VISAの申請手続きは会社が行いますので、赴任者は必要書類を揃えるなど指示された通りにしておけば問題ありません。VISA取得には1ヶ月程度の時間がかかります。
VISAの申請に必要な書類
- パスポート
- 証明写真(3×4cm)
- 卒業証明
- 戸籍謄本
健康診断の受診
6か月以上海外に滞在する場合は、健康診断の実施が事業主に義務付けられています。事業主(会社)への義務となるので、個人的に健康診断を受けに行く必要はありません。
会社の指示に従い受診してください。
予防接種
会社の指示に従い、予防接種を打つようにしましょう。3回接種する必要がある物もあるので、出国前に全ての予防接種を終わらせたいのであれば、早めに1回目の接種を始めておく必要があります。
タイ渡航の際に必要な主な予防接種
- 狂犬病
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
- 日本脳炎
3回目が出国までに間に合わなかった場合でも、タイで接種することが出来るので焦る必要はありません。料金もタイの方が安く接種する事が出来ます。
日本での住まいについて 賃貸の場合と持ち家の場合
日本での住まいが賃貸の場合と、一軒家やマンションなどの持ち家の場合ではやる事が変わってきます。それぞれの内容を説明していきます。
賃貸の退去手続き
賃貸に住んでいる場合は、退去手続きをしましょう。1ヶ月〜2ヶ月前に大家さんに連絡する必要があります。契約書などで退去の何ヶ月前に連絡が必要かを確認しておきましょう。
賃貸のオーナーによっては、無人のまま借り続ける事も出来る場合もありますが、手入れを行っていないと部屋が傷んでしまう可能性があります。
日本に置いていく家具や荷物の置き場所として部屋を借り続けるには、コストが高額になるのでオススメ出来ません。
荷物の保管場所が欲しいのであれば、家賃を払って部屋を残すよりもトランクルームをレンタルするほうがはるかに安くすみます。トランクルームの利用を検討してみましょう。
トランクルームで荷物を保管する方法についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
持ち家をどうするか
持ち家の場合、以下のいずれかから家をどうするかを決める必要があります。
- 赴任中もそのまま保持する
- 赴任を機に売却する
- 赴任している間は貸し出す
それぞれメリット、デメリットがありその人の状況や出国までの時間によってベストの選択が変わってきます。どの方法を選ぶかによって、その他の準備の内容も変わってきますのでよく考えるようにしましょう。
持ち家をどうするかの選択肢それぞれのメリット、デメリットについてはコチラの記事で詳しく解説しています。
車の処分
タイへ車を持っていくためには、かなり高額な輸送費と税金が必要となるのであまりオススメ出来ません。
そのまま日本で保管しておくか、売却してしまうかを選択しましょう。保管する場合、売却する場合それぞれにメリット、デメリットがあります。
保管する場合は、保管場所も考えておこう
車をどうするか、保管する場合と売却する場合のメリットやデメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
車の売却を考えるならコチラの記事も参考にどうぞ
インターネットの解約
自分でインターネット回線を契約している場合は、忘れずに解約しておくようにしましょう。
解約に時間がかかる場合もあるので、遅くても1ヶ月前には解約の連絡をインターネットの回線業者にしておくと良いです。
フレッツ光の場合など、回線業者とは別にプロバイダとも契約をしている時はプロバイダへの連絡も忘れないように気をつけてください。
郵便局に転居届を提出
郵便局に転居届の手続きを行うと、1年の間宛先が旧住所になっている郵便物を新住所に無料で転送してくれます。タイにいる間は郵便物が確認できなくなってしまうので、実家など郵便物を確認してもらえる住所に転送してもらうように手続きしておきましょう。
有効期限は1年間なので、クレジットカードや銀行など重要な郵便物が届く可能性があるものについては、しっかり住所変更しておきましょう。
特にクレジットカードの有効期限が切れて新しいカードが郵送される際に、住所変更がされていないと届け先不明で新しいクレジットカードが届かず、クレジットカードが使用できなくなってしまいます。
有効期限が更新された際新しいクレジットカードが実家に届くようになっていればとりあえず安心。両親に届いたカードの写真を送って貰えばネットでの決済に必要な情報の入力には困らないよね。
電気ガス水道の解約
電気・ガス・水道の解約も忘れないようにしましょう。電気・ガス・電気のいずれも退去日の1週間〜2週間前に停止手続きの連絡をするようにしてください。
NHKの解約
忘れがちですがNHKの解約もしておきましょう。海外に転居する場合は、転居する前月から解約の手続きをする事が出来ます。
【役所での手続き】国外転出届の提出とマイナンバーの返納
お住まいの地域の役所にて、国外転出届の提出とマイナンバーの返納が必要になります。手続きは出国の2週間前から可能です。
マイナンバーの返納は、国外転出届を提出する際に一緒にやっておくと役所に行く回数が1回で済みます。返納といってもマイナンバーが失効しているだけでカードは戻ってきます。帰国後に同じカード、同じマイナンバーが再び使えるようになるので、カードは大切に保管して置いてください。
転出予定日を過ぎると非居住者扱いとなるので、印鑑証明や住民票の取得が出来なくなります。車の売却など印鑑証明が必要になる手続きが出来なくなるので注意してください。車の売却を考えている場合は、その前に済ませておきましょう。
荷物の仕分け
海外への赴任が決まったら、以下の3つに分けて荷物を仕分けしましょう。
- タイに持っていく荷物
- 日本に置いていく荷物
- 日本でも保管せず、処分する荷物
まずはタイに持っていくものを選別し、残ったものを不用品とそれ以外(日本に残す)で仕分けするとやりやすいです。
仕分けをしておく事で、その後の準備が進めやすくなります。処分すると決まった荷物はどんどん処分を進めていけば部屋のスペースがその分空いていくので、準備もしやすいです。
海外赴任は、要らないものを処分するには良い機会になります。普段はなかなか捨てれない、断捨離が苦手という方も思い切って処分することをオススメします。不用品を処分できれば、日本で保管する為の費用や引っ越し費用も安くすることができます。
海外赴任の際に荷物を仕分けするコツや不用品の処分方法についてはコチラの記事が参考になります。
タイに送る荷物の梱包作業、準備
運送業者によっては梱包作業までしてくれる業者もあります。しかし、何も準備をせずに全ての荷物が一緒に置いてあると、都度選別して梱包していかなければならないので時間がかかってしまい大変です。
梱包を自分でしなくて良い場合でも以下のように分けて置いておくようにしましょう。
- 日本に残す荷物(タイへ送らない荷物)
- 船便で送る荷物
- 航空便で送る荷物
更に、衣類や台所用品といったように種類ごとに分けておくと荷物が現地に届いた後の片付けがスムーズに進みます。
運送時に荷物の破損があった場合には保険がおりますが、そのためには梱包した荷物のリストを書く必要があります。種類ごとに分かれていれば、リストを作る際にも作りやすくなりますよ。
>>船便、航空便の使い分け、現地への荷物の送り方についてはこちら
【駐在経験者おススメ】準備しておいた方が良いと感じた事
必須ではありませんが、僕が実際にタイ赴任を経験して準備しておいて良かった、準備しておけば良かったと感じたものを解説していきます。
赴任先の情報収集
タイがどんな国なのかをあらかじめ調べておくことで、赴任後の現地での生活に慣れるまでがスムーズになります。わからない事ばかりの状態から現地での生活がスタートするよりも、気持ち的にも余裕が生まれます。
- タイの気候や文化、物価などの基本的な情報
- バンコク市内の病院や学校についての情報
- タイで食材や日用品などを買い物をするお店についての情報
- バンコクの飲食店などの情報
このような内容を調べておくと良いでしょう。インターネットで検索するのもいいですが、TwitterやInstagramなどで調べるのもオススメです。
駐妻と呼ばれる駐在員の奥さん達がInstagramなどで有益な最新の情報を発信してくれているので、とても参考になります。気になる情報があればDMしてみるのもいいでしょう。仲良くなれれば、タイでの友達も出来て一石二鳥ですね。
このブログでもタイの基本情報をアップしていく予定なので、是非そちらも参考にしてみて下さい。
バンコクでの家探し
バンコクには日系の不動産会社がいくつもあります。タイローカルの不動産会社に比べて家賃は高い事が多いですが、入居後のアフターサービスも含めて日本語でやり取りができる点やWEBサイトが日本語に対応している点、日本人が住みやすいエリアの物件を多く取り扱っている点などを考えるととても便利です。
不動産会社のWEBサイトでは取り扱っている物件の情報を調べる事が出来ます。物件の場所や家賃、間取りなど日本にいる間に目星をつけておくと良いでしょう。
不動産会社によって、部屋の写真などの情報が充実しているかどうかが変わります。同じ物件でも複数の不動産会社のWEBページで確認する事で、より細かい情報まで調べることが出来ます。
最近はオンラインで内見出来る不動産や360度カメラで部屋全体をチェックできる不動産のWEBサイトもあるよ。
WEBサイトの写真は、新築の時の状態である事が多いので、現在の様子とは異なる可能性があります。現地で内見が難しい場合は最低でもオンラインでしておくことをオススメします。
クレジットカードの契約、整理
タイでも日本のクレジットカードを使うことが出来ます。タイ国内旅行先のホテルなど、チェックインの際にクレジットカードの提示が必要になる場合もあるので、クレジットカードを持っていない場合は作っておくと良いでしょう。
タイのクレジットカードを作ることも出来るよ。タイの銀行口座からの引き落としになるから使い勝手はいいんだけど、信用面の問題なのかオンライン決済ができない事がよくあるんだ。
クレジットカードの国際ブランドについて、タイにはVISAやMasterCardだけでなくJCBでも使える店舗が沢山あります。JCBの提携店も沢山あるので、割引サービスを受ける事ができたりとJCBカードを持っていると活躍します。
チェックポイント
クレジットカードを使用する機会は、タイでの支払いだけではありません。日本に住んでいる家族や友人へのプレゼントをAmazonや楽天で購入し、届け先を相手の住所にしておくことでタイにいながら誕生日プレゼントなどを送ることもできます。
自動車免許の更新
自動車免許は通常、2ヶ月の更新期間中に更新の手続きを行う必要があります。しかし、海外赴任等のやむを得ない事情により更新期間中に更新手続きが行えない場合は特例として更新期間前に更新手続きをする事が可能です。
一時帰国の時は予定がびっしりでなかなか時間が作れなかったりするから、有効期限が近いのなら、あらかじめ更新手続きをしておくほうが安心だね。
海外赴任中に有効期限が切れてしまった場合でも、失効から3年以内かつ帰国から1ヶ月以内であれば更新の手続きをする事が出来るので安心して下さい。
海外滞在中の日本の自動車免許の更新についてはコチラから警察庁のWEBサイトにて詳細を確認することが出来ます。
歯の治療
海外の歯科医での治療費は、日本の歯科医の治療費に比べて高額になる場合が多いです。また、歯科医での治療費は海外保険の対象外となってる事がほとんど。
加入している保険によって限度額や条件が様々ですが、治療後に申請を行うことで治療費の一部が払い戻ししてもらうことも出来ますが、手間と時間がかかります。極力、日本にいる間に歯の治療は済ませておきましょう。
知人への連絡
SNSの普及により今では日本と海外で離れていても身近に感じることが出来ます。いつでも連絡を取り合うことが出来るので忘れがちですが、報告はしておくようにしましょう。
人によってはSNSの投稿を見てから海外にいるって気がつくとちょっと寂しいと感じるかも。付き合いのある知人には連絡しておこう。
ネットバンクの開設
- 日本の口座に振り込まれる給料やボーナス
- クレジットカードの引き落とし
- 日本の家や車のローンの支払い
このように、タイに住んでいても日本の銀行口座のお金は動きます。オンラインで振込や残高照会が出来るようにネットバンクの開設をしておく事をオススメします。
タイ駐在中に重要な郵便物が届く可能性があります。銀行口座に登録してある住所は、実家など確実に郵便物を受け取ることが出来る住所に変更しておきましょう。
不用品の処分
海外赴任は荷物の断捨離をするにはとても良い機会です。荷物の仕分けと一緒に不用品の処分もしてしまいましょう。不用品を処分してしまえば、仕分け作業もしやすくなります。
赴任期間の数年間、使わずに日本で眠っている荷物の中には帰任後にも使わない物が多くあるはずです。更にタイからの帰国時にはタイで購入して持ち帰った新しい荷物が増えている事も予想できます。
帰国後に増えた荷物の置き場所がない!といった事を避けるためにも、不用品は処分しておきましょう。
不用品の捨てる方法についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
生命保険の見直し、解約
『海外渡航届』を保険会社に提出するなど、所定の手続きを行う事で赴任中も保証を継続する事が可能です。保険を継続したい場合は、出国までに手続きを済ませておく様にしましょう。
解約を考えている場合でも、出国前に解約お手続きをしておくことをオススメします。
解約の手続きには時間がかかる場合が多いから、一時帰国などの短い期間では手続きを終わらせられない可能性が高いよ
失業保険の延長手続き
配偶者の赴任に帯同する為に退職した場合、失業保険の延長手続きをする事が可能です。通常、失業保険の受給期間は1年間ですが、延長手続きを行う事で最大で3年間延長することが出来ます。
受給期間の延長とは、『手当がもらえる日数を延長する(受給できる金額が増える)』という意味ではなく、『手当を貰える資格がある期間を延長する』という意味なので勘違いしないように注意が必要です。
ただし、延長分を合計した4年間以上任期がある場合は失業保険を受給することが出来ません。とはいえ、急遽任期が短くなって帰国する可能性もあるので、延長手続きをしておく事をオススメします。
現地で必要な物の買い出し
タイに持ち込みたい物がある場合は買い出しをしておきましょう。ただし、ほとんどの物がタイでも購入する事が出来ます。買い過ぎに注意してください。
買い出ししておくと良いものは、他に替えが利かない様なものです。
替えが利かない物の例
- 肌が弱く、肌に触れるものはいつも使っているものでないと肌がかぶれたり荒れてしまう
- 偏頭痛持ちだけど、いつもの頭痛薬でないと効かない
- その他、こだわりがあって使っている物
買い出しをしておくべき物や現地調達が可能なものについてはコチラの記事が参考になります。
携帯キャリアの解約 格安SIMの契約
タイでスマホを使う場合は、タイのキャリアでSIMの契約をします。出国前に現在使っている日本のキャリアのプランを解約しましょう。
この時、使っていた電話番号を残したい場合は番号保管の手続きをすることで残すことが出来ます。ただし、保管できる期間に制限があるので3年以上の海外赴任となる場合は無駄になってしまうので注意してください。
日本で使っているキャリアの海外向けプランに契約を変更する事でもタイでスマホを使うことが出来るけど、料金がとても高くなるから海外赴任などの長期の場合にはあまりオススメできないね。
タイのキャリアのSIMを使うためには、SIMフリーのスマホである必要があります。日本で使っているスマホをそのままタイでも使いたい場合は、SIMロック解除をしておきましょう。
クレジットカードの登録用など、日本の電話番号を確保したい場合は格安SIMの最安プランに契約しておくこともオススメです。月額500円程度で番号を確保しておくことができ、一時帰国の時などはこのSIMを使うことも出来ます。
>>【海外赴任者向け】日本で使っていたスマホを海外で使う為の準備や、タイでのSIMの契約についてはこちら
各種サブスクの契約見直し
タイでは、AmazonプライムビデオやNetflix、Hulu、AbemaTVなどほぼ全ての日本のサブスクが利用できません。日本のサブスクサービスのほとんどが、日本国内での視聴しかできないようになっている為です。
利用することが出来ないのに、月額の料金を支払い続けるのはもったいないので解約しておくようにしましょう。
タイでも日本のサブスクサービスを使いたい場合は、VPNサーバーを契約することで見ることできるようになるなります。
VPNサーバーとはタイから日本のサーバーを経由してサイトにアクセスができるようになるサービスだよ
人や場合によって準備が必要となる事
タイに赴任する人全員には当てはまりませんが、価値観や状況によっては必要になる項目を解説します。
英語やタイ語の学習
バンコク市内であれば、ホテルやレストラン、デパートなどほとんどの場合で英語が通じます。赴任前に英会話を学んでおく事で、タイでの生活がより楽しくなります。
時間に余裕がある人や、少しでも英語を覚えてからタイに行きたいと考えている方は、日本にいる間に英会話を習っておくと良いです。
ただし、英会話を習得するには時間がかかります。赴任前は準備で忙しいので無理をして英会話を習う必要はありません。バンコクにも英会話教室やタイ語教室があり、日本よりも安い値段で習うことが出来ます。
僕は英語はほとんど話せませんが、日本語と片言の英語や指差し、ジェスチャーでなんとかなりました。英語やタイ語を習うとしても、焦らずのんのんびり覚えていきましょう。
生活しているうちに簡単なタイ語は覚えていくから、お店やタクシーなどでのやり取りはそれでも十分対応できるよ。
国際免許の取得
タイ赴任後、自分で車を運転する可能性がある場合は国際免許を取得しておく事をオススメします。
国際免許の有効期限は1年間ですが、有効期限内にタイの免許センターで手続きや簡単な検査を行えばタイの免許を取得する事が出来ます。
簡単な検査とは
- 視力検査
- 遠近感の検査
- 見える色の検査
- ブレーキを踏む反射速度の検査など
国際免許が無く、一からタイの免許を取得する為には学科試験と実技試験を受ける必要があります。学科試験はタイ語か英語で受けることになるので、日本人にはハードルが高いです。
タイに赴任した場合、多くの会社では運転手と車が支給されます。また、会社のルールで自分で車を運転する事を禁止されている会社もあります。まずは、自身の会社のルールを確認するようにしてください。
子供の幼稚園や学校を決めて入学、転校の手続きをする
お子さんがいる場合は、幼稚園や学校を選んで転校、入学の手続きをしましょう。バンコクには日本人学校があるので、日本と同じような教育を受けられます。インターナショナルスクールも沢山あるので、教育方針によってはそちらを選択する事も出来ます。
バンコク市内には、日系の幼稚園も沢山あります。日本人が多く住んでいるプロンポン、トンロー、エカマイのエリアに集中していますので、部屋探しの際には幼稚園をどこにするかも合わせて決めると良いでしょう。
ペットの輸送手続き
犬や猫などのペットも一緒にタイに連れていく場合は、必要書類をタイの検疫所に提出し手続きを行う必要があります。必要書類はタイの空港に到着した時にスワンナプーム国際空港動物検疫所に提出する事になります。日本にいる間に必要書類を準備しておきましょう。
タイへのペット持ち込み時に必要になる提出書類
- 日本政府が発行する輸出検疫証明書
- ワクチン接種証明書(英文)
- マイクロチップ装着証明書(英文)
- R1/1申請書フォーム
- 申請者のパスポート(コピーも用意してください)
タイ赴任においては準備が不要な事
準備しなければいけないと思われがちですが、僕の経験上必要ないと言える項目です。
現地通貨タイバーツの準備
出国前のタイバーツの準備に関しては、空港からバンコク市内までの交通費、入国当日の飲食代など最低限の金額を準備しておけば問題ありません。
日本ではタイバーツに両替できる場所も少なく、両替のレートも高く設定されています。現地で両替した方が、断然レートが良い為、タイ到着後に両替する事をオススメします。
タイでの両替であれば、空港、銀行でも基本的に日本よりも良いレートで両替する事が出来ますが、少しでも良いレートで両替したいのであれば【スーパーリッチ】という両替所を利用すると良いです。
【スーパーリッチ】は、BTSのプロンポン駅に隣接するエムクオーティエというモールにある店舗がバンコクに住む日本人には行きやすい店舗になっています。
【まとめ】海外赴任が決まったらやるべき事
海外赴任が決まったらやるべき事について解説しました。何をしなければいけないかを先に把握しておくことで、スケジュールを組みやすくなり後からバタバタするような事が減ります。
自分の場合に必要な準備は何なのかを整理して、後悔の無いように赴任の準備を進めましょう。
赴任が決まったら、日本で住んでいた家や保有している車をどうするかを決めなければいけません。 選択肢ごとのメリットやデメリットなどについて詳しく解説しています。こちらの記事も合わせて読んで頂くと参考になります。
>>持ち家をどうするかの選択肢 それぞれのメリット、デメリットについてはコチラ
>>車をどうする?保管する場合と売却する場合のメリットやデメリットについてはコチラ
赴任の準備の際には、先に荷物を仕分けする事でその後の作業もやり易くなります。また、要らないものも仕分けして処分してしまう事で、スペースもできて保管も楽になります。荷物の仕分けや不用品の処分、日本に残す荷物の保管については以下の記事が参考になります。合わせて読んでみて下さい。
初めての海外赴任では、不安から色々なものを買って持ち込もうとしてしまいがちです。しかし、タイではほとんどものが現地で調達する事が出来ます。必要以上に買いすぎてしまわないように、タイに持ち込むための買い出しは厳選しましょう。
>>買い出しをしておくべき物や現地調達が可能なものについてはコチラ
日本で使っていたスマホは、タイでも使う事が出来ますがタイ到着後に現地キャリアのSIMの契約が必要です。日本での電話番号を残しておきたい場合は、保管サービスを利用するよりも格安SIMを持っておくほうがメリットがあります。