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サワディカップ!(こんにちは!) プラーマンです。
タイへの赴任が決まって準備中の方の中でこのような悩みを持っている方はいないでしょうか?
- 結局何を持っていけば良いのかわからない
- 現地では何が買えるのか、日本から持ち込むのと現地で買うのとどっちが良いのかわからない
タイで日本の物を買うと高いから勿体無い、日本でまとめ買いして持ち込んだ方が良い。この様な話を聞いたことがあるかもしれません。しかしこれ、実は半分正解で半分不正解なんです。
張り切って色々準備して日本から持っていったのに結局使うことが無く処分に困ったなんて事もよく聞く話です。
なぜなら準備している時は日本で生活していた時の感覚で必要なものを考えますが、実際にタイで生活してみるとズレが生じるからですね。
今回の記事では僕が実際に4年間の駐在生活を送った経験をもとに、タイへの赴任の時に準備するべき持ち物について解説していきます。
この記事を読む事で日本で準備する荷物を無駄なく、最小限に抑えることが出来るようになるでしょう。
結論、ほとんどの物を現地調達することをオススメします。
その理由などを含めどんな準備をすれば良いのか、詳しく解説してきます。よろしく!
持ち込みのしすぎに注意!駐在が決まってやりがちな失敗とは
人生初めての海外赴任。色んな不安があると思います。
赴任先が東南アジアのタイとなれば、日本との環境の違いに余計に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
- タイの食事が合わなかったらどうしよう
- 自炊しない場合はどこに食べに行けば良いのかわからない
例えばこの様な理由から、引っ越しの準備の際に大量に日本のインスタント食品を準備したりします。
しかし、いざタイに行ってしまえば日本のレストランもあるので割とすぐに慣れてしまいます。
そうなると普段あまりインスタント食品を食べる習慣がない人は、インスタント食品を準備して持ち込んでもほとんど食べることがありません。
気がついた時には全部賞味期限切れになっちゃってたなんて事になってしまいます。
ちなみに、僕もこれは経験済み! レトルトのソースやカップ麺が沢山余っちゃったよ。
お菓子なども同様です。普段からあまりお菓子を食べる習慣がないのに、日本を離れると思うと日本のお菓子が恋しくなるかもしれない!という謎の不安に襲われます。
その他にも調味料などの食料品も、ついつい普段使う以上の量を持ち込んでしまい結局使い切れずに賞味期限が過ぎてしまうという事をやりがちなので気をつけましょう。
タイでは日本とは違い外食の文化が進んでいて、特にバンコクにはレストランが沢山あります。
デリバリーのサービスも充実しているので、外食やデリバリーを利用する機会が多くなりがちです。
その為日本に住んでいた時よりも、食料品を使わなくなる可能性があります。
バンコクにはお店が沢山!必要なものは現地調達をオススメ
タイの首都バンコク。東南アジアというイメージが先行してあまり都会というイメージがない方もいるかも知れませんが、沢山のショッピングモールやデパートがあります。
家電、家具、日用品、衣類、食料品、娯楽品、雑貨など、なんでも揃います。
日本の雑貨屋も進出しており、LOFTや無印良品、百均ではダイソーなどがあります。
スーパーもあちらこちらにあるので、食料品を買うのにも困ることはありません。
スーパーは主に日本の食料品を取り扱っている日系のスーパーや、日本を含む海外からの輸入品が沢山揃っているスーパー、タイのローカルスーパーなどがあります。
店舗にもよりますが、日本のスーパーよりも品数は多いです。野菜やフルーツ、乳製品、お菓子などは輸入品も沢山あるので種類がとても豊富です。 日本では見たことのないようなものも沢山揃っています。
タイでは豚肉、鶏肉、フルーツがとても安く売られています。その中でも特にフルーツが安い!
ローカルのスーパーで買えば、マンゴーが1つ20バーツ程度で買えてしまったりします。
ちょっと熟れ始めた物がセールで7バーツくらいだったことも!日本ではあり得ない金額だよね。
※7バーツ≒25円くらい。
輸入品は現地で買うと割高! タイのものに置き換えしよう
現地調達をオススメしているのですが、日本の製品を日系のスーパーなどで買うと割高になるので注意が必要です。
基本的には誰もが知っているような一流メーカーが陳列されていて、価格重視のマイナーなメーカーの物はあまり置いてありません。関税などもかかるので、普段日本で売っている値段の2〜3倍の値段で売られています。
チェックポイント
例えば、日本からの輸入品の1リットルのブラックコーヒーのペットボトルは150バーツくらいで売られています。日本で買えば100〜150円で買うことが出来るものが5倍近い値段で売られています。
※1バーツ=約3.5円
他にも、カツオだしや醤油など日本の調味料やお菓子、アイスクリームなどなんでも揃う反面なんでも割高です。
冷静に考えるとすごく高いと感じるので、誰がそんな高いもの買うの?と思うかも知れません。
しかし、結構買ってしまうんです。というか日系のスーパーはいつも日本人のお客さんでいっぱいです。
いくつか理由は考えられますが、大きいのはこの3つだと思います。
- 日本の物が馴染みがあって安心。とゆうか日本以外のものは何があるのか、どれがいいのかわからない。
- 日系のスーパーは日本語が通じる店員さんもいるし、表示も日本語だから安心。
- バーツマジックにハマっている。
通称バーツマジックとは、バーツで値段を聞くと円で聞いた時よりも安く感じてしまう恐ろしい魔法のことです。(笑)
例えば、1万円と聞くと高いと思うのに3000バーツと聞くと安く感じてしまうといった感覚。
日本からの輸入品が2〜3倍くらい高く売られているのですが、ちょうど為替のレート分くらい高いので、バーツでの価格が日本円での価格と同じような錯覚を起こして高いという感覚がどこかへいってしまいます。
日本からの輸入品ばかりをそのまま買って使うのではなく、タイでも手に入るものはタイのものへと置き換えることで、大幅に費用を抑えることが出来ます。
置き換えができるものについて、一部紹介していきます。
タイで買うなら醤油はこれ!日本の醤油からの置き換えで出費を抑えよう
醤油は日本の物しかないでしょって思っていませんか?
ナンプラー(魚醤)だけではなくタイにも大豆で作っている醤油があります。タイ語ではシーユーカオと言います。
家庭で使う分には日本の醤油の代替品として十分使えるクオリティです。
コンビニやスーパーで買うことができて、300mlで20バーツ程度、1000mlで60バーツ程度です。日本の醤油が、1リットル入りで300バーツ弱で売られてる事を考えればかなりリーズナブルですよね。
シーユーカオの他にもシーユーダムという甘口でとろみがある甘口醤油もあります。こっちの醤油は煮物料理などに使うとコクが出て美味しいです。
シーユーカオには椎茸の風味が入った椎茸醤油もあります。 ほんのり椎茸の香りがするだし醤油みたいな感じです。我が家ではこの醤油が人気で、炒め物に使ったりしています。
まずは小さいサイズのものでお試ししてみては如何でしょうか。
タイ国内で生産されているものは安く、輸入品は高い
食用油も日本からの輸入品のものも売っていますが、こちらも日本での価格の2〜3倍の値段でとても高いです。タイで生産されている油もとても沢山の種類があるので、置き換えることが出来ます。
パーム油、大豆油、キャノーラ油、ひまわり油、米油などすごい数の油が並んでいます。
料理酒については、『サイアム・サトー』というタイローカルのお酒で代用できます。
ビール瓶の様な容器に入っていますが、お米が原料のお酒で炭酸はありません。スーパーやコンビニで買うことが出来ます。
約600mlくらいの量で40バーツ程です。 日本の料理酒が1ℓで200バーツくらいなのでかなり安く済ませることが出来ますね。
お菓子もタイで作られているお菓子を選べば安く済みます。日本でもお馴染みのお菓子でもタイで作られているものはタイ価格です。ただし、タイローカルのお菓子と比べれば若干高めの値段に設定されています。
タイで作られている日本のお菓子は、ポッキー、プリッツ、トッポ、コアラのマーチ、カラムーチョなどがあります。
ビールはアサヒスーパードライや麒麟一番搾りがタイで生産されているのでタイ価格で買うことが出来ます。Changやシンハーなどのタイビールが350mlで40バーツ程度なのに対して日本のビールは60バーツちょっとなので若干高めです。
それでも輸入品のビールよりはかなり安いです。 ビール以外だとほろよいなども50バーツくらいで買うことが出来ます。
日本で売られているような焼酎や日本酒、ウイスキーは基本的に輸入品しかないので、2〜3倍の値段で売られています。
日本から持ち込んだ方がいいものは、特定の銘柄が決まっているもの
では、日本からタイに持ち込んだ方が良いものとはなんなのでしょうか。
それは、特定の決まった銘柄しか使うことが出来ず、置き換えが出来ないものです。
- 肌が弱く決まった化粧水じゃないと荒れてしまう
- 偏頭痛持ちで、特定の薬でしか頭痛に効かない
- 毎日の晩酌はこのウイスキーじゃないと飲んだ気がしない
例えばこのような場合は、タイですぐに代わりの物を見つけるのは難しいです。代わりの物を見つけるまでの間の繋ぎになるように、日本から持ち込むようにしましょう。
バンコクでは不要な物と現地調達をオススメするもの
最後に、タイに持ち込む必要がない物、現地での購入をオススメするものについて説明します。
まずは大物の家電や家具全般は不要です。バンコクで住む事になるコンドミニアムやアパートと呼ばれる不動産物件には、これらのものはあらかじめ完備されています。
- テレビ
- エアコン
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 家具一式
稀に電子レンジがついていない物件もありますが、オーナーに付けてもらうように交渉するか最悪現地で購入しましょう。
現地調達すると、後々引っ越しすることになった際に引っ越し先に電子レンジがあると処分に困るので出来れば備え付きの物件を選んだ方が良いです。
もしくは、リサイクルショップなどで売却することをオススメします。
日本から持ち込む場合は、トランスが必要になってしまいます。余分な出費なのでやめておきましょう。
家電を持っていくならば、トランスが必要のないタイの電圧(220V)にも対応した家電のみにしましょう。
タイでも使える日本の家電の例
- ノートパソコン
- 任天堂Switchやプレステなどのゲーム機
- 物によっては電気髭剃りもOK
掃除機やドライヤー、炊飯器、ウォーターサーバー、ヘアアイロン(コテ)、アイロンなどは必要に応じて現地での購入をオススメします。
これらも日本から持ち込むとなるとトランスが必要になる為です。 トランスを準備していてもうっかりコンセントの刺し間違えることによって家電を壊してしまう事がよくあります。
そうなると結局買い替える事になるので、持って行かない事をオススメしています。
タイに持っていくべき家電についての詳細はこちらの記事で解説しています。
衣類は準備のし過ぎに注意しましょう。
バンコクの物件の収納スペースは小さいです。バンコク市内でも服を買える場所は沢山あり、住んでいるうちに服は増えていくはずです。収納スペースにも限りがあるので、必要以上に衣類を持っていくのはやめておきましょう。
冬服は持っていくのであれば、一時帰国の時用の1セットあれば十分です。タイでも冬服を買う事も出来るので、最悪現地調達も可能です。
タイ赴任時に持って行くべき衣類についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
バンコク赴任が決まったら準備すべき持ち物 まとめ
タイへの赴任が決まった際に準備した方がよい持ち物について解説しました。要点をおさらいしていきます。
- 食料品
- インスタント食品やお菓子などは沢山準備してしまいがちですが、日本で食べている以上にタイで消費することはあまりありません。賞味期限が切れて無駄にしてしまう可能性が高いので準備のしすぎに注意しましょう。
- タイで買える輸入品
- バンコクでは大抵の物を揃える事が出来ます。日本からの輸入品は高価な為、タイで生産されているローカル商品に置き換える事で安価に済ませる事が可能です。
輸入品に比べて1/3程度の値段で買う事が出来るので、毎日の様に使う調味料などは特に置き換えをお勧めします。 - 日本から持ち込みした方が良いもの
- ほとんどの物が現地で手にいれる事が出来ますが、日本から持ち込んだ方が良い場合もあります。体質、アレルギーなどによって薬や化粧品など特定の銘柄しか使うことが出来きない場合は、タイで代わりの物を見つけるまでは日本から持ち込んだ物を使っていく必要があります。
- 大型家電
- 型家電については、賃貸マンションに完備されているためほとんど必要ありません。一部準備する必要がある家電もありますが、現地で買って帰任の際には現地のリサイクルショップで売るという方法をお勧めします。
- 衣類
- バンコクの賃貸マンションの収納スペースはあまり多くありません。必要以上に衣類を持ち込むのはやめておきましょう。 冬服も現地調達が可能なので、もし足りなくなっても補充することが出来ます。<
生活必需品の現地調達が問題なく出来る事を知っていれば、不安から必要以上に準備することもなくなります。上手くタイの物に置き換える事が出来れば、費用も安くすませる事も出来るので是非試してみてください。
それでは!チューガンマイナカップ!(またお会いしましょう!)