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こんにちは! プラーマンです。
バンコクへの赴任が決まったけど、引っ越しについてどんな準備をすればいいかわからないと悩んでいる方はいませんか?
または、『手続きは全部会社がしてくれるし、全部任せておけばいいっしょ!』なんて考えてたりしないですか?
実は海外赴任による海外への引っ越しの場合、通常の引っ越しに比べて考えなければならない事、決めなければならない事がたくさんあります。
なぜなら、また数年後に戻ってくる事を考えなければいけないからです。
僕や家族も実際に海外赴任による引っ越しを経験し、こうすれば良かったなどと後悔した事や、やっといて良かったと思う事があります。
この記事ではそんな経験を踏まえ、引っ越しの準備をする時に考えなければいけない事をまとめていきます。
この記事を読む事で、赴任前の引っ越しに関する不安や失敗を減らす事ができるでしょう。
自分の家族の状況や価値観に応じて無駄のない様に準備を進めることが大切です。
それでは詳細を説明していきます。是非最後まで読んでみて下さい。
通常の引っ越しと何が違う?まずは海外赴任時の引っ越しの特徴を考えよう
日本国内での引っ越しは、今住んでいる家の全ての荷物を新しい家に移動するのが普通ですよね。
引っ越しのタイミングで断捨離して荷物を減らすこともありますが、基本的にはほぼ全てのものを移動します。
しかし、任期というものが存在する海外赴任の場合はその様にはいかないんです。
日本に戻ってくる事も考えて、日本にも荷物を残しておく必要があります。
例えば、日本に家がある場合は一通りの家具や家電は残しておかないと、任期が終わった後や一時帰国などで帰った際に家に何もなくて困ってしまいます。
そもそも、海外に全ての荷物を送るのは物量的に困難ですよね。
バンコクの新しい部屋にどれだけの荷物が収納できるかもよく分かりません。一般的にバンコクの物件は日本の物件ほど収納スペースは多くありません。
せっかく送っても収納に入らなければ最悪処分することになってしまいます。
また、日本で使っている物の中には海外では使えない物もあります。
バンコクでは使い道がない物、意味のない物などもあります。
家族構成によっても、日本の家に残す必要があるものとバンコクに持っていくものが変わってくるでしょう。 単身の場合は身軽なので、最低限のものだけスーツケースに詰め込んであとは現地調達!ってことも可能です。
この様な事を踏まえた上で、引っ越しの準備を進めましょう。
売る?貸す?保持する?赴任前に持ち家をどうするか決めよう
一軒家やマンションなど既に家を買って持っている家庭の場合、海外赴任が決まった時の最も大きな悩みのうちの一つだと思います。単身赴任の場合や、賃貸の場合はこの様な事で悩むことはありませんので大丈夫です。
- 数年間家を空けることになるんだけど、この家どうすればいいんだろう?
- ほとんど使っていないのにローンを払い続けるのは勿体無いなぁ
このように悩む人もいるでしょう。選択肢としては3つあります。
- そのまま保持する
- 売る
- 貸す
ほとんどの人が選択することになるのが『そのまま保持する』だと思います。
特に何かしなければいけないことはないので楽です。 一時帰国などの時にも、泊まる場所、家具家電が確保されているので、困ることはありません。
タイに持っていかない荷物を、保管しておくことも簡単です。
それに対し、色々と面倒な事が多くなるのが『売る』と『貸す』という選択肢。
どちらの場合も、ローンの残高が減る、毎月の収入をローン返済に充てることが出来るなど金銭的には理想的にに感じるかも知れませんが、相手が見つかって初めて成立する話になります。
辞令が出てから赴任までの間の限られた時間の中で、そのような相手が運よく見つかるか?というのがネックになってきます。
ちなみにプラーマンは築5年の一戸建てを保有していましたが、運よく相手が見つかりローンを相殺することが出来ました。
ただしこれは結構稀なケースだよ! 普通は時間が無い中で売ろうとすると、どうしても売値を下げないとなかなか買ってくれる相手が見つからないから注意しよう。
また、タイに持って行かない荷物を保管しておく事が出来ません。
処分するか、実家などのどこか別の場所に荷物を送る必要が出てきます。
実家などへの一時的な引っ越しの前に、売る相手、貸し出す相手を探し出して契約を交わす必要があるので、如何にスムーズに準備を進めるかが重要になります。
その人の置かれている状況や価値観によって、どの方法を選ぶのがベストなのかは変わってきます。どのくらい時間があるのか、一時帰国の時はどうするのかなどよく考えて選択するようにしましょう。
赴任を機に家を売る場合のメリット、デメリットをまとめた記事はこちら
バンコク赴任が決まったら車は売るべき?帰国の頻度も考慮して決めよう
車に関しても、持ち家をどうするのか?と同じく準備段階で考えなくてはいけない大きな問題です。
家に比べ、車はほとんどの人が保有していると思います。ですので、赴任が決まった場合には保有している車をどうするかを考える事は、ほぼ必須の内容になります。
しかし家とは異なり、車の場合は売る事への難易度は格段に下がります。それは家の場合は基本的にはエンドユーザー(実際に住む人)に直接売る必要があるのに対し、車はディーラーなどのお店に売る事が出来るからです。
買い取り金額は店によって違いがあるので、何社かに査定を出す方がより高く売る事が出来ます。
上手く売る事が出来れば、ローンの返済、維持費などの面で経済的にかなり楽になります。
一方、売ってしまうと一時帰国した場合などに足が無いなどの問題点もあります。
保持する場合も、赴任期間中のメンテナンスや車検などはどうするのか?などの問題点もあります。帰国の頻度なども考慮して、どうするかを決めましょう。
海外赴任の際に車を売る場合のメリット、デメリットについてはこちら
海外赴任を機に車を売る場合のおススメの方法についての詳細はこちら
荷物を整理する バンコクに持っていく物と持っていかないものを仕分けしよう
日本の家に荷物を全てバンコクに持っていくのはとても大変です。引っ越しのための段ボール詰めの作業、バンコクに到着してからの開梱作業、そしてそれらの収納、後片付け。。。
更にバンコクの物件は日本に比べて収納スペースが多くないので、スペース内に収めるのも難しいです。
- タイに持っていっても使えないもの
- タイに持っていっても意味がないもの
最低でもこの二つについてはあらかじめ持っていかないように仕分けしましょう。
ちょっと極端な例えですが、ストーブとかスキー用品とかは絶対要らないですよね。
家電も冷蔵庫や洗濯機、テレビなどはほとんどのコンドミニアムに備え付いているので不要です。コンドミニアムによっては、レンジ、オーブン、食洗機、アイロンなどもついている場合もあります。
大抵のものはバンコクでも買い揃えることが可能です。日本の調味料などもバンコクのスーパーで買うこともできますが、輸入品になると値段が高いです。日本の調味料の場合、だいたい2〜3倍くらいの値段で売られています。
他には、ルール上持っていけないものなどもあります。
船便の場合と航空便の場合で持っていけないものが変わります。基本的に航空便の方がルールが厳しいです。 食べ物やバッテリー、引火性のものなどは全般的にNG。
船便の方が送れる種類も多く、沢山の荷物を送ることができますが到着までに1ヶ月ほどかかります。
>>船便と航空便の違いや送るのに向いている荷物についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
1ヶ月間待てないようなすぐに必要なものは、以下のいずれかの方法で対応しましょう。
- 航空便で送る
- スーツケースに入れてハンドキャリーする
- バンコクで購入する
このいずれかで対応しましょう。
船便で送って1ヶ月待ちきれずにもう一個現地で買っちゃったってのは勿体無いですよね。
引越しの業者によって、送ることが出来る物が変わる場合もあります。事前によく確認しておきましょう。
単身なのか家族帯同なのかによっても状況が変わってきます。
単身で自炊も特にする予定がないのであれば、直ぐに必要なものだけスーツケースに詰め込んで残りは全て現地調達というのが正直手っ取り早いです。
現地(タイ)で買うべきものと日本から持ち込む方が良いものについてはこちら
タイに家電を持っていく必要はあるか? 持っていく場合の注意点
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどはほぼ全てのコンドミニアムに備え付いているのでわざわざ日本から送る必要はありません。
例えば掃除機やアイロンなど備え付き以外の家電が必要な場合は、日本で使っているものを持っていくか、現地で購入しなければいけません。
日本で使っている家電をタイに送って使用する場合、気をつけなければいけないのが電圧です。
日本で一般家庭用に供給される電気の電圧は100Vです。その為、日本で売っている家電などは100Vの電源に対応したものになっています。
それに対し、タイで一般家庭に供給される電気の電圧は200V。タイで買うことができる家電は200Vに対応したものになっています。
ちなみに、日本でもエアコン用のコンセントなどは200Vになっていて、差し込み口の形状が違うよ。
100V用で作られている日本の家電を、200Vのコンセントに繋げると家電が壊れてしまいます。駐在生活が始まって間もない頃にこの様に家電を壊してしまうのは、結構あるあるのようでそのような話をよく耳にします。
頭ではわかってたつもりでも、ついうっかり200Vのコンセントに繋げちゃったりするみたいだよ。
もし日本の家電をバンコクに持っていく場合は、ダウントランスを使うようにしましょう。電気容量にもよりますが、Amazonなどで1〜3万円くらいで購入可能です。
プレイステーションや任天堂Switchなどのゲーム機、パソコン、携帯電話などは元から200Vに対応している為、そのまま使うことができます。電源ケーブルが、アダプタ付きのものであれば200Vでも使用する事が出来るものが多いです。アダプタなどに使用できる電圧の範囲が記載してあるので確認してみましょう。
バンコクへ持って行くべき家電、持ち込む時の注意点などはこちら
衣類はどれだけ持っていく?バンコクで必要な衣類
基本的にバンコクでは一年中夏の様な気候なので、夏服があればそれで問題ありません。
しかし、12月の数週間の間だけ気温が下がります。下がると言っても日本の春くらいの気温ですが、朝方などは肌寒い場合があります。
また、デパートやスーパーの中などの室内はエアコンがかなり低い温度に設定されており寒く感じる事がよくあります。
特に女性にとっては寒いと感じる事がよくあると思うので、薄手の上着などはあった方が良いです。
夏以外の季節に日本に一時帰国する場合や、寒い地域に旅行などにいく場合はその時のための衣類も必要です。
飛行機の中も冷えるので注意しましょう。
日本から持って行ってもいいですが、バンコクで夏服以外も買う事ができます。
バンコクではほとんど着る機会がない為とても不思議なのですが、日本の四季に合わせるように、春、夏、秋、冬の服が売られています。
タイに送らない荷物をどうするかを決める 不用品を処分するチャンス
タイに持っていく荷物、持っていかない荷物の仕分けが出来たら、次は持って行かない荷物をどうするかを決める必要があります。
マンションや一軒家などの持ち家がある場合は、家にそのまま置いておけばいいので何も問題はありません。 持ち家を手放すと決めた場合や、賃貸に住んでいた場合はどこかで荷物を保管しておかなければいけません。
ほとんどの人が、実家に荷物を送って保管してもらうことになるのではないでしょうか。
しかし、その場合タイへの引っ越しをする前に国内でも更に引越しをすることになってしまうんです。。。
実家が近ければいいのですが、すごく面倒臭いですし、意外と荷物も多くなりコストもかかります。
実家が遠い、実家にもスペースが無いなど実家への引っ越しが困難な場合は、貸し倉庫を使うという方法もあります。ただし、毎月費用がかかるので数年単位の赴任となると結構なコストがかかってしまいます。
実家などに引っ越し、貸倉庫をレンタル、どちらの方法を選ぶにしろ荷物を減らすに越したことはありません。
この機会に不要なものを断捨離して、少しでも手間やコストを減らせるようにしましょう。
不用品にお金をかけて保管するのは勿体ないですよね!
タイへの引っ越し準備で考えなければいけない事 まとめ
今回の記事では、タイへの引っ越し準備の時に考えなければいけない事について解説しました。
内容を簡単におさらいします。
海外赴任時の引っ越しの特徴を考えよう
海外赴任には任期があります。
一時帰国や任期満了後の帰国で日本に戻ってくることも考えて、日本に残す物、タイに送るもの、タイで購入するもの、処分する物などを決めましょう。
マンションや一軒家など、持ち家をどうするかを考えよう
マンションや一軒家などの持ち家をどうするのか、帰国の頻度や任期、赴任までの時間を考慮して計画しましょう。
保持する場合、手放す場合それぞれメリットやデメリットがあり、その人の生活スタイルや家族構成によってもベストな選択肢は変わります。
車は売るべきか? 自分の状況に合わせて考えよう
保有している車をどうするのか、帰国の頻度や任期、駐車しておく場所やメンテナンスの事を考慮して計画しましょう。
売却する場合でも、家などの不動産に比べて比較的短時間で手続きが完了します。
バンコクに持っていく物と持っていかないものを仕分けしよう
バンコクでは使えない、または使わない物、現地調達した方が良い物を考慮して、バンコクに持っていく物をリストアップしましょう。
一番楽なのは現地調達です。必要なものは現地で購入し、帰任の際に売るもしくは処分する方法が一番身軽で簡単に済みます。
タイに家電を持っていく場合はトランスを準備しよう
日本の家電をバンコクで使うためにはダウントランスが必要です。 それらを準備する事を踏まえ、バンコクに持っていく家電を選びましょう。
家電についても、現地調達して帰任の時に売却して帰るが一番身軽で楽な方法です。
タイで必要な衣類はほぼ夏物だけ!
衣類は夏物と薄手の上着があれば問題ありません。その他帰国や海外への移動がある場合は、冬物なども準備しましょう。 夏物以外の衣類も現地調達することが可能です。
タイに送らない荷物はなるべく処分して減らしておこう
持ち家が無い場合は、タイに送らない荷物をどうするかを考えなければいけません。実家などへの引っ越しや貸倉庫のレンタルなどの方法がありますが、いずれにしても不用品を処分して荷物を減らす事で手間やコストを抑える事が出来ます。
最後に
バンコクへの引っ越しの手配は会社がしてくれる場合が多いとは思いますが、それ以前に最低でもこれだけの内容を考え、選択して計画を立てる必要があるんです。
僕自身も出国までに半年の期間があったのですが、あっという間に時間が過ぎてしまい時間は全然足りませんでした。実際、家と車の売却手続きは妻に引き継ぎ、妻は僕の3か月後にバンコクに来ています。
これから駐在が決まっているみなさんには、スムーズに、後悔が無いような準備を進めれるようなお手伝いが出来れば嬉しいです。
ではまた!